フットケア編
- 「糖尿病で足を失う」、決して珍しい話ではありません。
- 足に怪我を負わないために。
- 足にやけどを負わないために。
- 足を毎日チェックする習慣を。
足に怪我を負わないために。
糖尿病で足を失わないために、まず大切なことは、足に怪我をしないことです。
壊疽のような重症の病気も、初めはごくごく小さな怪我から始まることがほとんど。
怪我をしないためのちょっとした気配りが、あなたの足を守ってくれます。
靴下をいつも履いて、家の中でも素足にならない。
足の裏や爪先などに小さな傷ができるのを防ぐため、靴を履くときはもちろん、家の中でもいつも靴下を履くようにしてください。靴下がきつすぎると血流が悪くなるので、サイズのあったものを履きましょう。また、通気性のよいもの、たとえば綿製のものがよいでしょう。色は白のほうが、出血した際に気づきやすいので、おすすめです。
もちろん靴下は毎日清潔なものに履き替えてください。
雨で濡れたときなどは、足をよく乾かしたうえで、新しい靴下を履きましょう。
靴を履く前に、中に小石など入っていないかチェック!
感覚が鈍くなっていると、靴に小石などの異物が入っているのに気づかずに履き続けてしまい、傷を作ってしまうことがあります。靴を履くときは、中になにか入っていないか確認する癖をつけてください。
自分の足にフィットする靴をよく選んで購入。
足を守るためには、靴選びが大切です。
- サイズがあっている
- 足が大きくなる夕方に履いて選ぶとよいでしょう。サイズだけではなくて、足のかたち(甲の高さや幅)、足首周りもよくフィットするものをみつけてください。
- 踵(かかと)があまり高くないもの
- ハイヒールなどは爪先に体重の負担が集中します。
- 足全体が覆われる
- サンダル履きなどは怪我のもとです。
- 柔らかくて通気性のある材質
- 靴擦れ予防のために、ウォーキングシューズなどの柔らかい材質のものがおすすめです。足が蒸れないように、通気性もチェックしておきたい項目です。
初めて履く靴は、少しずつ履き慣らす。
おろしたての靴をいきなり長時間履くと、靴擦れなどのトラブルが起きやすいものです。少しずつ履き慣らしましょう。