シックデイ編


安静と保温、そして水分・炭水化物の摂取。

 

シックデイ編

シックデイ・ルールその2
安静と保温、そして水分・炭水化物の摂取。

前ページに挙げたような状態であれば、早めに受診する必要がありますが、そうでないときは2日間程度、自分でようすをみてから判断しても構いません。その場合、体力の消耗を防ぎからだの抵抗力を高め、また、脱水やケトアシドーシスなどの危険な状態にならないように注意してください。
病気を治すことに専念してしっかり対処すること、それがシックデイルール・その2です。

からだを休めて体力を温存しましょう。

急性の病気に対する基本的な対応は、からだを温くしてゆっくり休み、体力を消耗しないようにすることです。
そうすると病気に対する抵抗力を維持でき、早めの回復が期待できます。

こまめに水分を補給しましょう。

熱があるときや下痢をしているときは、とくに水分をとるようにしてください。高齢の方は、喉の渇きを感じにくいことがあります。危険な高血糖高浸透圧症候群の予防のために、喉が渇いていなくても2~3時間おきにお茶やお湯を飲むようにしてください。

消化のよい炭水化物をとりましょう。

食欲がないときは、無理にいつもどおりの食事療法を守る必要はありませんが、消化のよい炭水化物(おかゆやおじや、うどんなど)を中心に、なるべくエネルギーを確保してください。食事をとれないことは、ケトーシスになる原因の一つです。ケトーシスになると食欲がさらになくなるので、ますます病気が進んで危険なケトアシドーシスになることがあります。ジュースやスポーツ飲料でもよいので、炭水化物(糖分)を口にしてください。

高血糖高浸透圧症候群とは

高血糖や発熱、下痢などのために体内の水分が奪われて、さらに血糖値が高くなり脱水に拍車がかかり、血液の浸透圧が高くなった状態のことで、ときに昏睡に至ります。高齢の患者さんに起こりやすく、救急治療が必要です。

ケトアシドーシスとは

インスリンの作用が足りないときや食事がとれないときに起こる危険な状態です(詳しくはこのシリーズのパンフレット4の7・8ページ、または、こちらのページをご参照ください)。1型糖尿病の患者さんは、とくに注意してください。