自己検査編


糖尿病コントロールのもう一つの目安。血中ケトン体検査。

 

自己検査編

糖尿病コントロールのもう一つの目安。血中ケトン体検査。

ケトン体ってなに?

アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンという3つの物質をあわせてケトン体と呼びます。これは体内で脂肪が燃えるときに出る燃えかすのようなもの。本来、エネルギー源となるブドウ糖を、十分に利用できない糖尿病の患者さんは、代わりに脂肪を燃焼させています。この時、燃えかすとしてできるのがケトン体です。ケトン体は酸性なので、増加すると血液も酸性になり、体に不具合が生じます。

ケトン体の増加はケトアシドーシスの前兆です。

ケトン体が増え、血液が酸性に傾くと、ケトアシドーシスという酸血症になります。次のような症状が出たら、ケトアシドーシスのおこる危険があります。処置が遅れると生命に関わることもあるので、すぐに診察を受けましょう。

ケトアシドーシスの前触れ例

  • おなかが痛い
  • 食欲がない
  • 頭が痛い
  • 口が渇き水分を多くとる
  • トイレが近い
  • 吐き気がする

体調を崩した時は要注意。ケトン体が増えています。

糖尿病の患者さんが、風邪や下痢など他の病気にかかる(シックデイ)と、ケトン体が増えることがあります。
特に1型糖尿病の患者さんは、2型糖尿病の患者さんよりもケトアシドーシスに陥りやすいので、前触れに気づいたときには、速やかに治療を受けましょう。

血中ケトン体が測れる血糖自己測定器もあります。

血液と尿で測定できるケトン体。最近では血中ケトン体も測れる血糖自己測定器があります。ケトン体の状態を数値で、より正確に知ることができるため、ケトアシドーシスを未然に防ぐ手段として、注目されています。