食事と運動編


肥満解消、血糖値降下。運動療法のさまざまな効果。

 

食事と運動編

肥満解消、血糖値降下。運動療法のさまざまな効果。

運動の目的と聞いて、まず思い浮かぶのが肥満の解消。けれども糖尿病患者さんには、他にも運動による効果がたくさん期待できます。血糖、体脂肪、体力の3つのポイントから、具体的に見てみましょう。

血糖への効果

  • 血液中のブドウ糖が使われ、血糖値が下がります。
  • 食後に運動すると血糖値の上昇が抑えられます。

体脂肪への効果

  • 体脂肪が減少し、おなかのまわりがすっきりします。
  • 血液中の中性脂肪が減少します。
  • 動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールが増えます。
  • 脂肪が減り、体内のインスリンの働きがよくなります。

体力への効果

  • 筋肉の強さが快復し、肩こりや腰痛を予防・緩和します。
  • 反射神経や平衡感覚が養われ、つまずいたり転んだりする危険が少なくなります。

オススメなのは、30分程度の有酸素運動。

運動をはじめて、最初に使われるのは筋肉の中に蓄えられた糖。これが少なくなると、ようやく血糖が燃料として使われます。体を動かして、この状態になるまで約15分。糖尿病の患者さんは太っている人が多いので、脂肪をしっかり燃焼させるためにも、さらに30分から40分くらい運動を続けたほうがよいでしょう。

さっそく今日から始めましょう!

運動の基本は歩くこと。ウォーキングは脚だけでなく、お尻や背中、腕の筋肉も使うバランスのよい全身運動です。ウォーキングより上半身の動きは少ないものの、自転車もよい運動と言えます。膝や脚にかかる負担が少ないので、体重の重い人、膝の痛い人にも適しています。
また太った人には水泳もおすすめです。このほか、階段の昇降や腹筋運動など、家の中で気軽にできる運動もありますので、無理なく生活に取り入れましょう。