食事と運動編

糖尿病治療の第一歩は食事療法から。

すべての糖尿病患者さんにとって大切な食事療法。2型糖尿病の患者さんの場合はまずここから治療を始めます。食事療法の大きな目的は、食事の量や摂り方に気をつけ、インスリンを分泌する膵臓の負担を軽くすること。といっても、特別なメニューが必要なわけではありません。次にあげるポイントを守りながら、正しい食事療法を毎日の生活に取り入れましょう。

食事療法の3つのポイント

1. あなたにあった食事量を守りましょう。
エネルギーの摂りすぎは膵臓に負担をかけます。毎日の運動量から、必要なカロリーを計算し、その範囲内で食事を楽しみましょう。(詳しくは次のページを参照)
2. バランスのよい食事を心がけましょう。
好きな物ばかりを食べるのではなく、食品交換表を参考に、いろいろな食品をまんべんなく摂りましょう。
一日に30品目以上摂るのが理想と言われています。
3. 一日三食、決まった時間に摂りましょう。
食事の時間が不規則だったり、一日三回摂らなかったりすると、栄養を脂肪として蓄えようとする働きが強くなります。肥満を防ぐためにも、食事は一日三回、決まった時間に摂ってください。

食品交換表を見ながら、バランス良く、適量で。

カロリーを守って、バランスのよい食事をと言われても、どうすればよいのか分かりにくいかもしれません。
そこで、目安となるのが食品交換表です。これは同じような栄養分を持つ食品を、6つのグループに分けたもの。食品交換表を使えば、面倒なカロリー計算なしでバランスのよい献立をつくることができます。

食品交換表を使った献立づくりに慣れましょう。

食品交換表を使って献立をたてる時、基本となる発想は

  1. 80kcal=1単位とする
  2. 同じグループの食品を交換する

…という2つです。
まず、なぜ80kcalを1単位とするかというと、私たちが日常よく食べる卵1個、白身魚1切れ、食パン6枚切り1/2枚が80kcalに相当するからです。食品交換表の大きな特長は、同じグループの食品なら、交換して食べられること。ご飯と食パンは同じグループなので、それぞれ交換して食べることができます。この方法に慣れると、和風メニューを洋風に変えたりして料理のレパートリーが増やせます。