薬物療法編


インスリン療法の目的。

 

薬物療法編

インスリン療法の目的。

血糖コントロールのよくない、高血糖の状態を長い間放っておくと、さまざまな合併症が起こってきます。それを防ぐためにも、インスリン注射は必要です。また、妊娠中や妊娠を希望する女性患者さんや、感染症にかかった場合など、一時的にインスリン治療が必要となる場合があります。

インスリン製剤は種類がたくさん。生活や病状に合わせて選べます。

インスリン注射にはペン型とシリンジ型の2つがあります。ペン型は細い注射針と、カートリッジ式のインスリン製剤を使うタイプ。はじめから両方が一体になった使い切りタイプもあります。一方シリンジ型は、注射器で容器に入った製剤を吸引して注射します。ペン型の方が持ち運びが簡単で、痛みも少ないので主流となっています。
またインスリン療法には、一日を通しての血糖のデータが必要です。最近では採血時の痛みが少ない、血糖自己測定器も発売されていますので、上手に利用しましょう。

超速効型 効果が出るまで約15分以内 効果の続く時間約3~5時間

速効型 効果が出るまで約30分 効果の続く時間約6~8時間

中間型 効果が出るまで約1時間30分 効果の続く時間約24時間

混合型 効果が出るまで約10~30分 効果の続く時間約24時間

持効溶解型 効果が出るまで約1~2時間 効果の続く時間約24時間

どのインスリンを、いつ、どのくらい注射するかは、患者さんのライフスタイルに合わせて決められます。

インスリン注射はずっと続けなくてはいけない?

2型糖尿病患者さんの場合、インスリン注射を一生続けなければいけないわけではありません。的確にインスリン療法を行って膵臓のβ細胞の働きが回復すれば、インスリン注射が必要なくなる場合もあるのです。血糖コントロールが改善されると、注射の回数や量を減らすこともできます。