基礎知識編

糖尿病ってどんな病気?

「太った人がなりやすい」と思われがちな糖尿病には、大きく2つのタイプがみられます。
それは小児や若年者に多い、インスリン依存性の強い1型と、生活習慣と遺伝的要因によって発病してくる2型です。前者は急激に、後者は徐々に、どちらも血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が異常に高くなってきます。

尿検査だけでは診断できない糖尿病。

糖尿病で尿に糖が漏れ出すのは、血糖値が、およそ170mg/dL以上になってから。食後でも基準値140mg/dLを大きく超えないと、尿に糖は出ないので早期診断には、血糖検査が必須です。
糖尿病でなくても尿に糖が出ること(腎性尿糖)もありますから、必ず医療機関で検査を受けましょう。

糖尿病と診断されるまでの検査。

糖尿病を診断するためには、次の3つの検査方法があります。

1)空腹時血糖値
前日の夕食後、何も食べず翌朝、血糖値を測ります。
2)ブドウ糖負荷試験2時間値
10時間以上絶食した状態で1度目の採血。次に75gのブドウ糖液を飲み、その2時間後に再び血糖値を測定します。
3)随時血糖やHbA1c
食事の前か後かなどを考慮せずに採血し、その血糖値(随時血糖)が200㎎/dL以上の場合や、HbA1cが6.5%以上(NGSP値)の場合も「糖尿病型」です。
  • HbA1c:採血時点から過去1~2カ月間の血糖状態がわかる検査。現在は国際標準の「NGSP値」が使われています。検査結果が、以前使われていた「JDS値」で表されている場合は、0.4を足すとNGSP値に換算できます。

1と2の検査結果により、正常型、境界型、糖尿病型の3つに分類することができます。

「境界型」の人は日常生活の見直しを。

今のままの生活を続けると、糖尿病になる危険の高い人の多くが、境界型と判定されます。これまでの食事や、運動量などを見直し、発病を防ぐ努力をしましょう。